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山城にネームプレートを

加藤 進 社会連携特任教授
松阪山城会(松本会長、西出会員、山本会員)

 最近、山城ブームで土日を問わずに、山城を訪れる人々が増えています。少しでもお役に立つために、木製のネームプレート(写真1)を作り、代表的な松阪の城跡に設置しております。2月26日(日)は脇谷城跡、泉が久保城跡と坂内城跡にネームプレートを持っていきました。好転に恵まれて山頂でも暑い日でした。どの山城も獣害防止で金網が張られていて、中に入るのが一苦労です。


写真1


写真2

まずは、脇谷城跡です。主郭と思われる箇所につけました。脇谷城跡はやや小ぶりですが、堀切がきれいに残っております。尾根続きで、泉が久保城跡に向かいます。規模的には泉が久保>脇谷の感じです。主郭に相当する部分には盗掘の跡なのか烽火台跡を思わせる直径2mほどのくぼみがあります。途中に三角点があり、この近くにプレートをつけました。泉が久保城跡の堀切は幅が広く、規模も大きな堀切です(写真2)。

大河内城跡の大堀切よりも幅が広い感じがします。けれども全く関連する文献は無く、城主の名前すらわかりません。坂内城跡は、単郭の小さな城跡ですが、国司北畠氏の要の山城のひとつです。地域の人々の努力で登山道はよく整備されています。しかし、今回は早春とはいえ、道に落ち葉がたくさん落ちており、道がわからなくなっていました。枯葉には相当注意が必要です。4月の第二土曜日が、坂内城跡の整備の日で、都合がつけば今年も参加したいと思っています。


写真3

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