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7年目の白米城跡(320m)でのろし実験(忍者研究)

2月2日は「松阪山城会」による発煙筒を使った恒例の「のろし上げ」を9:00~9:15まで実施しました。この日の天候は曇り空で、NWの風が吹いていました(冬季の松阪地方の主風向はNW)。このイベントを聞きつけて古代山城研究会長の向井一雄氏が東京から駆けつけてくれました。前日の夜に、食事をしながら有益なお話を聞かせていただきました。

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今回ののろし上げの"改良点"は、発煙筒を3本にして煙の濃度を上ました。その結果、自分がいる観測点(松江小学校屋上、距離=6km))からは肉眼でのろしを確認することができました。阿坂、伊勢寺、大河内、中原と松尾小学校が総合学習の一環として取り組んでくれました。もう一つののろし台は松尾小学校近くの白山城跡(距離=7km)です。白米城跡が高いので、背景が緑っぽく、白米城跡から白山城跡ののろしの確認は容易です。左手に松阪クリーンセンターの煙突があり、白い煙が出ています。発生源が特定できるのでいいですが、近くで野焼きをされると煙の区別は困難になります。

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自分は、松江小学校では8:30頃から「昔の通信方法」という題目でのろしの出前授業です。6年生なので興味を持って出前を聞いてくれました。今回も「多分よく見えないだろうと思い、のろしの煙と背景の実験」の用意もしましたがよく見えて感激しました。これについてはまた稿を改めて報告します。

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