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平成29年度第3回森林体験学習会

 第3回森林体験学習会は2月24日(土)三重県林業研究所の西井孝文氏と井上伸氏をお招きして出後地区の中野の森の中腹にある岡山氏城跡で開催された。参加者は子供7名、大人12名の計19名で、伊賀上野ケーブルテレビの取材も行われた。昨年度は同じ時期であったが雪が残る寒い中で焚き火を焚きながらの菌打ち体験であったが、今回は気温は10℃を越す暖かさで、天候にも恵まれ、準備していた焚き火用の半分に切ったドラム缶2つや灯油や薪は使うことなく進められた。

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参加者                 キノコのお話                    キノコのお話

 最初に、これまで整備してきた森のふもとの広場で、西井氏に持参の様々なキノコやパネルを使いながらキノコについての話をしてもらった後、中腹にある岡山氏城跡へ移動した。落ち葉の積もった山道を携帯用発電機や菌打ち用ドリル、金槌などを持って10分ばかりのぼり、広場に着いた。井上氏にホダギにドリルで穴を空けシイタケの種駒を入れて、金槌で打ち込む手順を説明してもらった後、みんなで作業を進めた。

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ほだ木にドリルで穴あけの指導          ほだ木に種駒の打ち込み            ほだ木に種駒の打ち込み

  

 参加した小学生も最初はドリルの破壊力に少し怖じけ着いていたが、しばらくすると穴あけに挑戦する姿がみられた。ホダギは約60本と種菌2,000個を準備していたが、種駒の打ち込み作業は約1時間半で終了した。

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ほだ木に種駒の打ち込み            ほだ木に種駒の打ち込み            ほだ木に種駒の打ち込み

菌の打ち込まれたホダギは積み上げた後、直射日光を避けるためと保温のためにゴザで覆った。このホダギからシイタケが出てくるのは1年半後の来年の秋になるので、みんなで沢山のシイタケが出てくることを祈りながら、集合写真を撮った。また、この日撮影された映像は27日の夕方ケーブルテレビで放映されるとのことであった。

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ほだ木を担いでエンヤコラ

 帰りは参加者に菌打ちホダギを持って帰ってもらうことにしたが、自分の分は各自が運ばないと行けないので、子供たちもフーフー言いながら重いホダギを担いで山を下りる様子が頼もしく思えた。途中で昨年菌打ちしたホダギを皆で観察してから学習会を終えた。参加した皆様お疲れ様でした。

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  菌打ちしたほだ木の前で   

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