伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀研究拠点
お知らせ

伊賀の里山研究報告 第2回里山整備

第2回里山整備

伊賀サテライト 社会連携特任教授 荒木 利芳

 6月13日に梅雨の晴れ間を縫って10名の参加のもと第2回里山整備を出後の中野の森で開催した。最初に平成29年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業に採択内定されたことを報告した後、2月に植樹した栗の苗木や4月に植えた畑ワサビ、クレソン、セリを見て回ったが、残念なことに鹿によって大きな被害を受けた。栗の場合1本1本ネットで囲ったが6本のうちの3本が囲いが狭かったためか、鹿が網の目から顔を突っ込んで食べたようである。畑ワサビとクレソン、セリは数百メートルの広範囲にネットで囲ったが鹿が囲いの隙間を見つけて入ったようで、クレソンとセリは全滅で、畑ワサビがわずかに生き残っているという状態であり、改めて獣害の厳しさを思い知らされた。それで、再度ネットの補強を行った。また、本年度の事業から、竹林を整備する場合は特定の場所を決めてモニタリングすることが義務づけられたので、侵入竹や倒竹で荒れた未整備の雑木林のなかにある大木を中心木と決め、5.65mのヒモで円を描いて、100m2を囲い込んだ。ここをモニタリング場所とし、作業前の写真を撮った。その後、竹や灌木を伐ったり、沢山の倒竹を集めて集積した。また、8月に開催予定の森林体験学習会で使用する真竹を30本伐採し、伊賀拠点に運んだ。本日は沢山の方が集まってくれたので、作業を分担して行うことができたので、効率よく作業が進んだ。

17061301.png    17061302.png    17061303.png

        ネット張り         ネット張り        モニタリング場所の設定

17061304.png       17061305.png      17061306.png

竹の伐採・集積          竹の伐採・集積            作業終了

アーカイブを表示