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獣害対策ワークショップを開催しました



 10月9日(日)8時30分から、大台町弥起井地区で第2回ワークショップを開催しました。
 今回は「集落踏査と獣害マップづくり」に取組みました。

 大台町役場中井主事の司会で、弥起井区長、大台町役場野呂課長、中部電力植田課長の挨拶があり、続いて山本が前回ワークショップの振り返り、スケジュール説明を行いました。
 さらに農業研究所山端主任研究員から当地区におけるアンケートの中間集計の報告がありました。
 その後、参加者の班分け、役割分担、集落踏査についての説明を行い、それぞれ1時間の予定で出発しました。獣害が発生している場所、獣をよく見かける場所を中心にまち歩きを行い、獣が出没する原因となるものと改善策、柵の設置方法、追い払いの実態や必要性などについてアドバイスや意見交換をしながら集落内の点検を行いました。

 集落内踏査で集めた情報や写真を整理し、地図上に記入しました。これをもとに課題の洗い出しと解決策などについて話し合いを行いました。さらに、課題を抜き出し模造紙に記入、解決策を「自分でできること」、「地域が協力すればできること」、「個人、地域では実施が困難なこと」に分類して記入しました。

 各班の代表が集落内踏査の結果について、作製した獣害マップおよび課題と解決策について発表を行い、意見交換を行い、三重県の担当者の皆さんからアドバイスをいただきました。

 最後に山本が講評を行い、個人でできる対策は今日からでも実施し、地域が協力すればできることは地域民が協力して取組み、獣害に強い地域づくりを目指して欲しい。また、地域民が協力して取り組む事項については今後の活動で取り上げていきたいと締めくくった。
                                       <文責 : 山本 好男 教授>
集落内踏査で調べてきたことを皆で意見交換
しながら地図に記入しているところ
作製した獣害マップを示し、被害の状況や対策
などについて報告する班の代表者。
課題と解決策の一例 山本教授が次回のワークショップの予定など
について説明しているところ
                          

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