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「伊賀焼伝統産業会館」で蘭引(らんびき)を見学してきました(忍者研究)
今日は伊賀市の丸柱にある伊賀焼伝統産業会館に行ってきました。目的は「蘭引(らんびき)」の現物を手に取ること、写真を撮ることです。おそらくは江戸時代に作られた、陶器製の水蒸気蒸留setみたいなものです。3つのパーツからできており、一番下(3番水槽)に水(溶液;焼酎等)を入れて、火にかけます。2番目が蒸留・回収槽です。簀の子で出来ています。今でいうならハーブ類を簀の子の上に入れて、蒸留をすると精油が含まれる溶液が受け口から流れ出てきます。最上段は冷却槽です(全長は41cm)。上から冷水を入れて、附属の口に栓をします。温水にかわったら栓を抜いて捨て、新たに冷水を追加します。理科室にあるガラス製のリービッヒの冷却管に比べると性能はかなり落ちます。焼酎を蒸留してアルコールの濃度をあげて(せいぜい60%どまり)、傷口の消毒に使ったのかな?これに似たものとしてレトルト(台)なるものもあります。でも若い人はこの名ももう知らないかな?これも忍者研究の一環です。
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