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物つくりゼミ(#2)

今年も教育学部で6:00から投げ込み講座です。6月28日(木)は物つくりゼミ(#2)です。前回はマイクロビットによるスクラッチ入門でした。今回はMML(Music Macro Language)によるIchigoJamによる音階入門です。最近のマイクロコンピュータには音階機能がついています。Arduinoならtone()関数です。Ichigoの場合はもっと簡単です(そのかわりやや精度がおちますが)。大学生なので、カードは無で、いきなり

    BEEP30,100

で音を出します。BEEP X,YはXが音の高低、Yが継続時間を示すパラメータです。さらに乱数を呼び出す関数RND(30)などを利用してちょっとゲームセンター的なメロディがすぐにできます。

 ついでINPUT文による数字の入力とINKEY()によるReal time 入力の違いをプログラムを組んで体験してもらいました。

Inputコマンドは入力を促す

10 input A

20 print A

30 goto 10

これと

INKEY()コマンドはリアルタイムでキー入力を示す

10 X=INKEY()

20 If x=asc("z") then play "c"

30 goto 10

の比較です。

 次にタクトスイッチを利用して、ブレッドボードに鍵盤(写真1)を作ります。Ichigoの能力から3個の鍵盤しかできません。

180628タクト鍵盤.png

写真1 タクト鍵盤

たとえば赤を押せばド(=C)、青を押せばレ(=D)という感じです。そうして鍵盤を押したという情報を

10 @LOOP

20 IF IN(1)==0 THEN PLAY"C"

25wait 15

30 IF IN(2)==0 THEN PLAY"D"

35 wait15

40 IF IN(4)==0 THEN PLAY"E"

45 wait10

50 GOTO @LOOP

のようなプログラムでIchigoに送ります。ちょっとした音がスピーカーからでて大音楽家になった気がします。写真2はゼミの風景です。皆さんご苦労様でした。

180628ゼミ生.png 写真2

このゼミでは卒業後にすぐに使える簡単工作も去年から実施しています。これまでにお馴染みの①ハートがイッパイ、②カメラ、③分光万華鏡などを作りました。今回は出血大サービスで

 ④怪獣の卵

 ⑤ガリガリトンボ(加藤式)

 ⑥PET笛(伊藤式)

です。④と⑤は好評でした。写真をあげておきます。皆さんもご利用ください。

180628怪獣のたまご.jpg    180628ガリガリトンボ.jpg    180628PET笛.jpg

④怪獣の卵           ⑤ガリガリトンボ (加藤式)       ⑥PET笛(伊藤式)

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