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教育学部で本年度最後の講座です

12/17は教育学部で本年最後の「投げこみ講座」です。最後なので"ダニエル電池"を設定しました。ボルタ電池が1800年ころ、ダニエル電池は1836年頃といわれています。このあたりの年表をまとめてみました。日本史、世界史、科学史と面白い動きを見ることができます。特に電話やインターネットの無い時代、わずか30年たらずで宇田川榕庵が日本語に「舎密開宗」翻訳していることは驚きです。もちろん"屋井先蔵"にも触れました。日本の世界に誇る電池王です。

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もちろん、この実験の必需品は"なでて君"です。通常の方法では電池の形成を確認することはできません。LEDは1.8V以上ないと点灯しません。そこで登場するのが昇圧回路です。「なでて君」はコイル、100Ω、2SC1815、LEDのわずか4つのパーツで構成させています。しかし、ブロッキングオシレータの原理で2.7V近くまで昇圧するのでLEDは点灯します(オシロでみると点滅です)。ボルタ電池やダニエル電池の実験には必須です。

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ここで紹介したのは、環境に優しい加藤式のダニエル電池です。目薬ボトル、セパレータ、キムワイプ等を使い材料量を極力抑えています。ソーラーモーターが回るので参加者はびっくりしていました。6回講座に参加していただいたみなさん、主催の松岡教授に熱くあつくお礼申し上げます

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