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忍者研究(鎌刃城跡で琵琶湖一周烽火マラソンを見る)

11月23日は6年ぶりに名古屋経由で米原まで出かけました。琵琶湖1周烽火マラソン参加です。泉城主が待つ鎌刃城跡に訪城です。以前からお世話になっている古代山城研究会長の向井氏と米原で落ち合い参加しました(集合写真の左)。

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大歓迎していただきました。電波が悪いようでTrackがやや切れています。鎌刃城跡は南郭、主郭、北郭からなります。

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南郭は深い堀切がウリです。主郭は広く、土塁と虎口が見えます。北郭には水の手もあります。北郭には虎口があり、食料保存庫のような倉庫があったようです。この城の資料を調べていくと、中井先生と村田修三先生の名前が挙がってきます。比較的ルートは安全ですが、当該城跡で去年は2人滑落死亡とか、歴史講座の現地研修時とのことです・ご冥福をお祈りします。

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さて、今回は米原付近で霧が発生、伊吹山も見えず、かろうじて佐和山城跡の烽火がみえました(本来なら弥高山、地頭山の烽火も見える)。

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佐和山城跡

いつも烽火に夢中になり、有名な堀切を見ていなかったので南郭にある大堀切も見てきました。ロープがあってもむつかしい。そこには上級者向けの看板が出ています。

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終わってから番場資料館で、撃鉄式の鉄砲に触らせてもらいました。今、木製大砲の研究(忍者研究の一環)をしているので、大変うれしかったです。砲身の加工や撃鉄周りの加工など、かなり高度な技術をもった専門集団ならではの作品とみました。おおむね分解できて、洗浄ができるようになっていました。もちろん、発射後の銃身を掃除する棒も附属していました。昔の技術者の技に脱帽です。

皆さん!ありがとうございました。

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